リコメンド – naoyuki pabro design|ナオユキ・パブロ・デザイン http://pabro.osaru.us/www ロゴ・デザイン、パンフレット、ウエブ・デザイン、Wordpressによるサイト構築を。 Tue, 30 Jun 2020 01:32:24 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.8.14 KDP Amazon キンドルのダイレクト・パブリッシングにラクにさくっとやってみる http://pabro.osaru.us/www/blog/2020/01/11/kdp-amazon-%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%ab%e3%81%ae%e3%83%80%e3%82%a4%e3%83%ac%e3%82%af%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%91%e3%83%96%e3%83%aa%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ab%e3%83%a9%e3%82%af/ http://pabro.osaru.us/www/blog/2020/01/11/kdp-amazon-%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%ab%e3%81%ae%e3%83%80%e3%82%a4%e3%83%ac%e3%82%af%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%91%e3%83%96%e3%83%aa%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ab%e3%83%a9%e3%82%af/#respond Sat, 11 Jan 2020 14:39:29 +0000 http://pabro.osaru.us/www/?p=1341 もし出版可能なテキストが手元にあって、夜の空いた時間に数時間費やすことができるなら、1週間以内にキンドルにアップすることができる。

実際に一度やってみれば1週間もかからないだろうことに気づいた。
そして、ハードルの低さに驚いた。

でも最初は何でも初めてだからわからないことも多く、他のブログを参考にしながら進めることになる。参考書も出てるから慎重派は買って進めるのも良いだろうが、本当のところとても簡単だ。

テキスト中心だが、いくつものブログをはしごしないように忘備録としてまとめておくことにした。

1)確認事項としてはアマゾンのアカウントが必要。マイナンバーの番号が必要。
既に小売の「出品サービスアカウント」があれば、出版社情報と支払いの受取方法を引き継げる。(マイナンバーは税に関する記述欄があるので必須です)

2)KDPにログインしよう。
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/

3)サインインして、自分のアカウント頁を開く。
3つの項目「著者/出版社情報」「支払いの受け取り方法」「税に関する情報」を埋めよう。
「税に関するインタビュー」では □私は米国以外のTINを持っています という欄にチェックを入れたら「TIN値」の入力欄がある。TIN値とは何だかわからないだろうがここがマイナンバー記入欄だ。(マイナンバー自体にネガティブな印象を持つ私だが記入しましたよ)
ここまでは初期設定と言えるものだ。

3)本棚に行き、「タイトルの新規作成」をしよう。
もちろん出版可能なテキスト or ePubデータを用意済みが前提である。・・・だが・・・このePubデータ作成自体に手こずることになる。(後述)

4)作成の流れは3つのパートに分かれている。
I:Kindle 本の詳細 II:Kindle 本のコンテンツ III:Kindle 本の価格設定 だ。

I:Kindle 本の詳細 で「本のタイトル」を決め、フリガナ・英字記入。「サブタイトル」も記入。オプションと書いてあるからサブタイトルはなくてもいいものだ。が、マイナー書籍が少しでも目立つような文言を入れておけば、ユーザーの手がかりとなることは間違いあるまい。
幾つかの必須項目を埋めたら「内容紹介」を丁寧に記述。自己紹介や”目次”や特典などで空間を埋めたらどうだろうか。(やはりマイナー書籍の中身の手がかりとなるわけです)

II:Kindle 本のコンテンツ では用意したテキストファイルをアップロードする。テキストファイルと言っても実際はスタイルシートの記述されたePubデータだ。(後述)

II-1・本の開き=読む方向指定
II-2・原稿 ePubのアップロード
II-3・本の表紙画像のアップロード
II-4・本のプレビュー(オンラインのプレビュー機能、他)

上記のプロセスは試行錯誤こそあるが、結論だけ記載する。
II-1 和書なら右から左(縦書き)だ。用意したePubに手を加える必要がある。(後述)
II-2・原稿はePub以外でも良いが、Macなら「Pages」というアプリで簡単に出力できるのでお勧めである。アップロードは何度でも試せるから怖がらずに失敗を繰り返せる。
II-3・本の表紙画像のアップロード 3:4の大きめ(2100×2800ピクセル)のJpegをアップする。
II-4・本のプレビュー オンライン上でプレビュー。もしくは「ダウンロード版プレビューアー」アプリで確認できる。キンドル実機があれば直接USBで繋いで転送し確認も可能だ。それぞれスタイルシートの解釈に微妙に違いがあり実機が一番である。

これらが確定すれば保存して「III:Kindle 本の価格設定」へ進む。なお、いずれのプロセスも途中で作業保存できるので慌てることは無い。次の日にしてもよい。

III:Kindle 本の価格設定 ではおおまかに以下の3つを決める。
「KDPセレクトへの登録」「出版地域」「ロイヤリティと価格設定」だ。
この中で一番迷うのは「KDPセレクトへの登録」「ロイヤリティと価格設定」との関係だ。マイナー書籍は有無を言わず最低価格とするべきと考える。(絶対では無い)
しかるに最低価格とは99円か250円であり、前者は「KDPセレクト無し」後者は「KDPセレクト有り」である。なかでもロイヤリティの高いのは「有り」で印税70%をいただける。「無し」の35%の2倍だ。当然単価が高いのでユーザーからは購入ハードルも高くなる。「有り」のメリットとは定額読み放題の「Kindle Unlimited」の対象となるため無料でダウンロード購読されやすくなるということ。アンリミテッドの無料購読は一定の割合に応じて利益分配されるようである。キンドル実機を所有のアマゾンプライムの加入者にも恩恵がある。月一の期限・条件付きで無料購読できる。多少単価が高いがダウンロード機会が増えるサービスを選ぶか、格安でアマゾンの棚に置いてもらうか。それはコンテンツの内容次第といったところだろう。
私は自分が用意したテキストに利益追求の欲望がまったく無い。そのため、たくさんの人の目に止まる(かもしれない)KDPセレクトを選んだ。KDPセレクトはアマゾン独占配信となるため、楽天ブックスなど他の配信システムも利用したい野望を持たれる方は選ばない方が良いと思う。

なお、定価に対する配分は、「ロイヤリティと価格設定」でロイヤリティ70%を選んでおけば値段をいくらにしようとも自動計算してくれる。
その他の項目はスルーして良い。

ここまで決まれば、「Kindle本を出版」というオレンジのボタンを押して作業終了だ。

説明には店頭に並ぶまで最大で72時間かかる模様だが、私の場合は夕方に申請してその日の夜のうちには出版された。もちろん内容によっては時間がかかったり時には差し戻しもあるかもしれない。

KDPのアカウントの本棚を見ると申請中の本のステータスを見ることができる。完了すれば「販売中」になる。

うれしいのでさっそくアマゾンで検索にかけてみればすぐに確認できるだろう。



前後するが、見栄えの良いePubを用意するにはどうすれば良いかという問題がある。前半で(後述)と書いた原稿の準備の仕方について記述しておこう。

私はKindleでの可読性を担保できるよう、フォントサイズなど可変できる仕様のePubを作成した。リフロー型という。(漫画などレイアウトの定まったタイプでは無い)
このePubは要はテキスト中心のxhtmlファイルとスタイスシートをZIP圧縮したようなものだと思えばいい。

ツールはマックのPagesである。

Pagesは横書きであるが、作業中は横書きで進める。縦書きが最終目的である場合は、英数字に気をつかおう。縦た時に90度ひっくりかえるのだ。全角数字や漢数字で置換しておく。
本文以外にタイトル、見出し、見出し2、注釈等、文中には整然と論理的な構造が存在する。当然これらはキンドルでも目次や文字の大きさとなって現れる。これらのマークアップをPages上のツールでフォーマット指定することになる。

指定対象ごとに改行したら行を選択し、タイトル、見出し、などを指定する。これらは出力時にH1 H2 となって論理的なタグで囲われることになる。Pagesは見出し指定ておくことで、後で目次を作る時に自動で作成してくれる機能がある。たいへん便利だ。

ひととおりマークアップしたら、奥付を書こう。
出版日や、プロフィール、発行者、著作権の記述だ。

最後に「目次」を作成したいページの最初のページに空の行を置き「挿入」>「目次」を選択しよう。「次の該当箇所」で目次として拾う対象をチェックしておけば希望の目次ページが出来上がる。

後戻りすることの無いようにこの段階で文字校正をしっかり行っておく。(実際私はePub出力後も誤字脱字に気づき何度も戻って出力し直した)

このままではデザインや見た目でいうとあまり良いものでは無いが、電子本の利点であるユーザーに委ねられた可読性能は、できるだけ原稿をシンプルに論理的に作成しておくことで達成される。

書き出しは「ファイル」>「書き出す」>「EPUB」で〜す。

追って、スタイルシートによる縦書き化と改ページなどレイアウト調整について書き加えようと思う。
pub

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コンテンツSEOについて知る学ぶ http://pabro.osaru.us/www/blog/2018/08/17/contents-seo/ http://pabro.osaru.us/www/blog/2018/08/17/contents-seo/#comments Fri, 17 Aug 2018 14:28:49 +0000 http://pabro.osaru.us/www/?p=1315 コンテンツSEOについて学ぶ機会がありました。
いろいろ雑多に話は進みましたが、要点はこうです。

「記事を配信し、SEO対策を行う」これ、コンテンンツSEOです。

当たり前ですが、有用な記事こそSEO効果が高いのです。
記事を読んで、理解し、理解化されてゆく。理解化が蓄積されてゆく。

その戦略とは、何かというと・・・
検索エンジンに「何のメディアなのか評価を得ること」が優先されます。
関連テーマ記事を過去のコンテンツからリライトし、キーワードの幅を徐々に広げてゆくことも重要です。

 

大事なクエスチョンを挙げます。

「そのコンテンツをブック化したいですか?人に薦めたいですか?」
「あなたの貴重な時間をそのメディアに使えますか?」

それに応えうるコンテンツとは専門性かつオリジナルであること。
また独自性と網羅性、一貫性と具体性を備えていること。

 
つまり、検索上位コンテンツはそれらを兼ね備えており、質の良いコンテンツであり、それはリクエストに対し網羅・解決させるコンテンツである。なぜなら検索機関はそうすることでユーザーの疑問に最短で的確な答えを提示しようとしているからです。
もしかしていままで正反対のことをやっていたかもしれませんよ。

一貫性や網羅性とは、内容にブレがないことであり重要なポイントです。

そして具体的であるほど情報量は自然と増え、より質の高いコンテンツになってゆきます。

ちなみにインタビューコンテンツは検索対応としては評価は低いものとなっているようです。
このことについて考えてみましたが、‘お客様の声’のようなものは真実性が低いからではないかと推察します。

さて、SEO対策を事業者に頼むとそれなりの予算を組まねばなりませんが、コンテンツの価値を高めるという根本的な作業は自社で行うべき問題であり、段階的戦略的に行えば安価に良い結果を生みます。

1戦略設計
2ペルソナ
3キーワードの選定
4検索者心理
5コンテンツの骨子
6骨子に沿ったコンテンツ制作

 
順に見てゆきますが、ここではキーになる表現を見出しの側に付するのみとします。重要なキーワードを含んでおり、それぞれは深掘り価値のある内容です。

 

 
1戦略設計
現状を知る 構造 UIUX 内部SEO 検索エンジン評価(サーチコンソール、アナリティクス)→ 弱み強みを把握 有料ツールを使う
*知ろう!

 

 
2ペルソナ
顧客をイメージする コア層は? なぜ選ばれているか? リーチしてゆきたい層はどんな人? 一番利益に繋がりそうな人は? 
カスタマージャーニーという心理レベルを考える。
レベルA:問題がわからない人(問題提起)
レベルB:問題はわかるが解決方法がわからない人(解決)
レベルC:解決方法はわかるが実行方法を比較したい人(比較)→ターゲットは誰でどんなことを考えているかをコンテンツへ AからBへ BからCへ育ててゆく
*考えよう!

 

 
3キーワードの選定
ボリューム調査(Googleキーワードプランナー)
スモール(雑多 ロングテール)→ ミドル → ビッグ(最適)キーワードへ
評価の得やすいスモールから育ててゆく。上位を取れやすい。
*調査し抽出しよう!

 

 
4検索者心理
キーワードが決まったら制作へ。(キーワード サジェストで検索)
・競合コンテンツ確認
・サジェストワードを確認(検索時の推測ワード)
・供起語(関連語句ツールFind Word)を確認、反映。検索意図の可視化。
供起語を使って網羅性・一貫性・具体性ある文章としてしっかり編集。
*整理し認識しよう!

 

 
5コンテンツの骨子
記事の骨子の設計図を作る アウトラインがわかる表→ キーワード・ペルソナ(ターゲット)・競合・知りたいこと・記事からわかること・記事タイトル・大まかな流れ

タイトルh1→導入(総論)→見出しh2 パラグラフ各論 →繰り返し → まとめ(結論)
パラグラフの構成:「見出し 主題 支持文 終結分」
*創ろう!

 

 
6骨子に沿ったコンテンツ制作
ペルソナ作成キーワード抽出
SEO3C(自社 検索者 競合)分析
コンテンツの質を高める
コンテンツ化
*仕上げよう!

 



 
私たちは闇雲に進めるのではなく、計画的に準備して、よりよいコンテンツ作りをするべきなのです。それがユーザー心理に沿い有益な情報を伝えることになるからです。検索機関は必ずユーザーに対し真実に近い情報を届けようとするバイアスがかかっているからです。

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ワードプレステーマの進化 http://pabro.osaru.us/www/blog/2015/10/24/%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%81%ae%e9%80%b2%e5%8c%96/ http://pabro.osaru.us/www/blog/2015/10/24/%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%81%ae%e9%80%b2%e5%8c%96/#respond Sat, 24 Oct 2015 06:59:31 +0000 http://pabro.osaru.us/www/?p=1166 ワードプレスを触るようになって随分経つが、今年に入ってほぼすべての仕事にワードプレスが関係するようになった。

デザイン依頼の中に、すでにワードプレスの組み込みが前提になっているのだ。もちろん単発の仕事の中にはデザインソースだけの提供というものもある。だが、それらもCMSのなかへ組み込まれてゆく。HTMLの静的コーディングというものはそれなりに大変でセンシティブな作業だが、ワードプレスへの組み込み前提のコーディングはまた違った世界を有していて、動的に書き出されたソースに対して、改めてCSSを書き直してゆくというステップを踏む。これは既存テーマのカスタマイズを前提にしている場合なおさらだ。

ワードプレスのテーマを一から作り上げてゆくには、静的なデザインソースをphpで切り分けて分解してゆくのだが、このエネルギーは投稿スタイル・個別ページなど組み合わせごとに準備しなければならず、相当の時間を要する。さらに仕上がったものに修正を加えることは、時間をさかのぼって見直さねばならず、デザイン優先の仕事の場合では作業リスクが大きくなってきていた。

 

そこでしばらく前から既存テーマを利用したカスタマイズを取り入れるようになってきた。ではどのテーマを使うかだが、ありとあらゆるテーマがあるためこれというものを推すことは出来ない。自身でビルドアップできるテーマもたくさんある中、ある程度プログラムスキルを有しないと理解をこえることがあり、敷居も高くなる。

 

BizVectorを知った時ちょっとやぼったいと感じたのだが、実際インストールしてみると、子テーマによるカスタマイズでそれなりの自由度が確保できることがわかってきた。またCSSとプラグインをうまく使えば、個性的なページづくりも難しくない。レスポンシブ化もしていて、お客の要望に速やかに応えることが出来る。どうしてもそのテーマ特有のくせが見え方や動作に影響し、「あ、これはBizVectorでできてるな」という仕上がり感を逃れることが出来ないというジレンマはある。だが仕事はリッチなコンテンツばかりではない。また、お客の求める仕上がりと予算感のバランスを上手に既存テーマが補ってくれ、時間短縮にも貢献する。ワードプレスのテーマは自身のスキルアップも含めて積極的にオリジナルテーマ作成を選んだ時期もあったが、CMSのアップデートにテーマがついてゆけないという現実がある。他社の作ったテーマに依存していてはデザインの幅を狭めている現実もある。このつきまとい定まらぬ問題を解決するのは、極力シンプルなテーマを準備することだ。

 

スクリーンショット 2015-10-24 14.01.33

 

BizVectorの便利さになれた頃、この度、曲折を得て開発したLightningというテーマが公開された。これはBizVectorの多機能性を排除することでワードプレスの公式テーマとして登録、多機能部分はプラグインに委ねるという選択でテーマ自身の柔軟性を確保したものだそうだ。このことで、アップデートは管理画面上で可能だし、Twitter Bootstrapが予めインクルードされているのでカスタマイズの柔軟さ・効率は高まったと言えるかもしれない。ここはひとつ導入してテスト運用してみたいと感じている。

 

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http://pabro.osaru.us/www/blog/2015/10/24/%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%81%ae%e9%80%b2%e5%8c%96/feed/ 0
プロの視点~写真展を見て http://pabro.osaru.us/www/blog/2013/08/30/%e3%83%97%e3%83%ad%e3%81%ae%e8%a6%96%e7%82%b9%ef%bd%9e%e5%86%99%e7%9c%9f%e5%b1%95%e3%82%92%e8%a6%8b%e3%81%a6/ http://pabro.osaru.us/www/blog/2013/08/30/%e3%83%97%e3%83%ad%e3%81%ae%e8%a6%96%e7%82%b9%ef%bd%9e%e5%86%99%e7%9c%9f%e5%b1%95%e3%82%92%e8%a6%8b%e3%81%a6/#respond Fri, 30 Aug 2013 09:20:25 +0000 http://pabro.osaru.us/www/?p=767 写真展を観てまいりました。
1970年代。横須賀ドブ板通り。藤田亮写真展「ONE FOR THE ROAD」。ベトナム戦争はまだ続いている。米兵が闊歩する。夜は酒と女を目当てに通りは喧嘩やおふざけ。昼は学生たちの闘争がモノクロ写真に切り取られている。会場は横浜の地下ギャラリー。自分がその時代そこに生きたわけではないが、地続きでこの土地に歴史が刻まれているんだということを感じる。藤田氏が繰り返し通ったというドブ板。当時ものすごい引力があったことだろう。藤田氏が撮りたいと思った瞬間が、40年のときを経てここにある。
だが、当時と比べて社会が弛緩して見える今では、時の緊張感を追体験することは難しい。ところが、一冊にまとめられたすばらしい写真集を見るとなぜか通りの喧騒が聞こえてくるようである。静止したその瞬間瞬間が、生き生きとして感じ取ることが出来る。会場と同じ写真であるのだが、本という形態のため連続して展開するという演出がリアルさを際立たせるのだろうか。

 

http://distilleryimage2.ak.instagram.com/11daae56fc4c11e2808622000a1f9aaf_7.jpg

 

藤田さんには数年ぶりに対面させていただいたが、この写真には縁があり、数年前の個展でお手伝いさせていただいたことがある。そのときは17インチのディスプレイに写真をスライドショーさせた。
写真を見るという行為には様々な方法がある。額装で一枚一枚丁寧に見ることも出来れば、本をめくるように閲覧することも出来る。スクリーンに投影することで連続した臨場感を持たせることも出来る。その方法を作家が提示することで、見るものへの伝わり方が違ってくるだろう。購入した本を手にしながら、この写真には連続したストーリーがあるのだな、私にはそのように思えた。

 

 

続いて日を改めて、もうひとつ写真展に伺った。小林恵写真展「フクシマ」。御茶ノ水駅近くのギャラリーだ。
ひっそりとした空間の壁に「あたりまえのものが失われた世界を生きる」と題された福島の街、村、里山のモノクロームの景色。何も変わらないようにたたずむ家々にどうしても“生活の痕跡”を探してしまうのだが、どこにも人は写っていない。
あるのは残像と壁に書かれた遺言と人間のエゴの犠牲になった動物たち。2年を経ても容赦なく現実を突きつけてくる。写真には現地の放射線量が刻まれている。放置された今を伝える、残酷なメッセージでもある。
加えて外での遊びを制限された一時避難の子供たち。(こちらはカラー写真) その表情だけは救い。

 

 

小林氏は香川県豊島の生まれ。私が先日お手伝いした豊島事件・産廃問題のWEBでは氏の写真なくしては成立しなかった。問題が問題として存在し始めた当初から取材されておられるその行動力と真摯な眼差しは「フクシマ」に於いても変わることはないのだろう。小林さんに御礼のひとつでもと思っていたがこの日お会いすることは叶わなかった。

 

 

趣き・視点こそ違えどもカメラマンというプロフェッショナルの魂を感じることが出来た写真展でした。

 

 

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サスティナビリティを考えてみる http://pabro.osaru.us/www/blog/2013/06/20/%e3%82%b5%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%8a%e3%83%93%e3%83%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%92%e8%80%83%e3%81%88%e3%81%a6%e3%81%bf%e3%82%8b/ http://pabro.osaru.us/www/blog/2013/06/20/%e3%82%b5%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%8a%e3%83%93%e3%83%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%92%e8%80%83%e3%81%88%e3%81%a6%e3%81%bf%e3%82%8b/#respond Thu, 20 Jun 2013 13:24:38 +0000 http://pabro.osaru.us/www/?p=792 サスティナビリティと聞いて、なんのことだかさっぱりわからなかったんだけど、仕事で繰り返し耳にする機会があった。それは、「Sustainability:持続可能性」ということらしい。
社会の中の組織の役割や人とのかかわりの中で、様々な資源・知恵・エネルギー・などとの関係に持続性がないと、将来における文明の維持は不可能だ。関連文書を見るとその持続可能性は、極めて難しいことがわかる。現代の人間社会はサスティナブルではない。。。

 

ああ、だから原発問題があるんだね、あれは解決しないんだ、などと短絡的に思ってしまう。あれは持続性乏しいよ、と直感できてしまう。だって技術が未完成だし、運転士がいいかげんだもん。続くわけないよ。そのうち決定的なダメージを伴う。あれ、このまえ爆発がそうじゃなかったっけ?とひとりごちる。

 

いや、どうもそれだけではなく、この社会のサステナビリティの試練について、既に、過去に、未来を暗示する問題が、社会を賑わしていたんです。
それが瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな島での「豊島事件」だ。このたびこのサイトに関わる機会を得、改めて深く考えさせられることになった。初めて知ったと言ってよい。

 

事件は香川県の 産業廃棄物 処理場建設許可から 始まった。90年代末に起こった香川県の小さな島での産業廃棄物不法投棄事件。ここに各地から、悪徳業者と行政の無謬性よって大量に産廃が持ち込まれ、今なおその処理は続いている。一致団結した島の住民たちと手弁当の弁護士たち。対するは香川県。公害調停は36回に及び、2000年、謝罪と処理へ向けての最終合意を勝ち取る。しかし、勝利とはいえ、産廃処理に伴う多額の経費確保、産廃処理、自然の回復へは道は長い。高度経済成長期のつけを、この小さな島は一方的に払わされているのだろうか。いったん土中へ染み出たダイオキシンなどの公害物質を、海中へ流れ出る有毒物質らを取り除くことなど、放射能の扱いと等しく途方も無いことであろうことは、原発事故のあった今こそ実感できることであるし、文明に継続性の危うさを既に指し示していると思える。
このようなことの教訓を僕らは何度でも繰り返し実感しなくてはいけないし、語り継がなくてはいけないのだろう。

 

サステイナビリティというものの実現は、可能性として存在する。それには社会全体の良心に頼らざるを得ないのだが、私たち自身と、コミュニティの在り方を模索しつつ、企業は利益型の循環系を確保しなければならない。恐ろしくハードルの高い技術と智慧を、文明社会は求められていると思う。

 

参考*http://www.teshima-school.jp/

 

 

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http://pabro.osaru.us/www/blog/2013/06/20/%e3%82%b5%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%8a%e3%83%93%e3%83%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%92%e8%80%83%e3%81%88%e3%81%a6%e3%81%bf%e3%82%8b/feed/ 0
実体験でわかったiPadインターフェイスの盲点 http://pabro.osaru.us/www/blog/2012/06/12/%e5%ae%9f%e4%bd%93%e9%a8%93%e3%81%a7%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%81%a3%e3%81%9fipad%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%81%ae%e7%9b%b2%e7%82%b9/ http://pabro.osaru.us/www/blog/2012/06/12/%e5%ae%9f%e4%bd%93%e9%a8%93%e3%81%a7%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%81%a3%e3%81%9fipad%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%81%ae%e7%9b%b2%e7%82%b9/#respond Tue, 12 Jun 2012 06:25:34 +0000 http://pabro.osaru.us/www/?p=621 iPad のアプリに「AqTk2App iPhone」ろいうのがあって、テキスト入力で合成音声を生成・発音できるのですが、これはタッチデバイスならではのユーザビリティを提供するのでは!と考えました。

AqTk2Appは、テキスト入力後はリストされた履歴がそのまま発声ボタンになるのです。これはパッドの操作が苦手でも「発音」させるだけなら簡単。つまり発声が不自由な方が意思疎通に使えるのではないかと思いました。私の父がまさにそうで、見聞きはしっかりしているようでなのですがうまく声を発することができないもどかしさを、このようなアプリが補うことができないかと考えたのです。ただし父は手も不自由なのですが左手の上げ下げはできるので、指タッチは可能。前にもお絵かきソフトを利用したことがありました。

そこで、今回iPad を持って病院で試してきました。結論を先に書くと「使えない」ものでした。
これは症状の重度にもよるかもしれませんが、タッチデバイスの決定的な操作性のルールによって、父にはテキストボタンを押すことがままならないのです。

 

 そのタッチデバイスのルールとは、ボタンとしての反応は「タッチを離したとき」であるという仕様です。スクリプトで言えば「on (release) 」です。リリースしたときに反応するのはiPhone カメラのボタンなどがよい例ですが、「押したまま対象を捉えてから」リリースすればシャッターが切れる、という感じです。
これはiOS に限らず誤作動を防ぐための措置だと思いますが、この「ボタンを離す(リリース)」動作が父にはできないのです。だから、対象を捉えてもシャッターが切れないという繰り返しでした。いくらテキストボタンをタッチしても「ドラッグ」してしまうのです。ドラッグは多くの場合「スクロール」してしまい、ボタン機能が作動しない、という結果となりました。
あらためてソフトウエアに頼らない「物理的ボタン」の重要性を認識しました。ボタンはボタンらしく「押した瞬間」に反応してほしいと、私だけではなく「父自身」が感じたでしょう。

 

おそらく何の障害もなく操作できる方が多数のはずですが、今回知ったのは、ベッドで寝ているとタッチした局面から「指を離す」動作がことのほかしづらい、という事です。

 

これには打開策があるのでしょうか?ボタンがボタンらしく「押したときに機能」させることは、誤作動を起こしたりキャンセルができなくなるので制作時に採用されないのでしょうか?条件的な選択の余地を増やせば誤作動は回避できそうですが、クリック数(タッチ数)が増えてしまいます。
いままで健常ゆえに見えていなかったことを、改めて気づかされました。自分のいつものデザインの中にも意識せねばならない重要なヒントがあるようにも思いました。
ユーザー・インターフェイス・デザインはまだまだ発展ののりしろがあるのだと感じました。

 

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「情報をデザインする」ということとは。 http://pabro.osaru.us/www/blog/2012/05/08/%e3%80%8c%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%82%92%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%81%99%e3%82%8b%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%86%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%a8%e3%81%af%e3%80%82/ http://pabro.osaru.us/www/blog/2012/05/08/%e3%80%8c%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%82%92%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%81%99%e3%82%8b%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%86%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%a8%e3%81%af%e3%80%82/#respond Tue, 08 May 2012 08:47:59 +0000 http://pabro.osaru.us/www/?p=565 先日情報デザインについての講義を受講しました。某大学の授業に公認?でモグリこんだわけですがたいへん勉強になりました。これは印象的部分のレポートですのでちょっと偏っているかもしれません。

 

流れとしては大きく二つあり、既知の情報伝達の在り方を前段に、歴史的情報伝達の経緯と、現代社会の情報伝達の方法論を語られました。

 

前段として既知の情報伝達に、大きく分けて縦軸と横軸があり、それぞれメタとネットワークとしています。

 

  • 縦軸メタは権利義務的な情報の流れ。
  • 横軸のネットワークは緩やかで自由な関係。

 

このような関係は古代においてのキリスト教やゾロアスター教の広がりが、わずか200年でユーラシア大陸を端まで横断したという事実があり、これが「成功したネットワーク」の代表例です。

 

そして「社会のよりよき成り立ちのために行う、良いコミュニケーション」という情報伝達のバイアスが示されます。「良いコミュニケーション」が情報伝達の障害=距離や時間という障害を乗り越えられるのでしょうか。良いものは良いものほど情報価値を高めて、伝わり易いのはクチコミがそうであるように実感できることです。では「良いコミュニケーション」とは何か?良い悪いは社会が判断するのでしょうか?(私は講義のあとだんだんとココが気になってきました。)

 

つぎに歴史とは対極的に現代的な解釈に入ります。情報とは何か、知識とは何か?
「知恵の実態」という情報の影響関係をモデルにした図を見ながら説明されました。

 

  • 情報とは、データをわかりやすいように整理したもの。
  • 知識とは、条件分岐がついている情報。判断できるように整理されれている。

 

これはIT辞典があるとしたらそれらに載っているような表現とは違うものであり、理解を促す需要なキーワードのように聞こえました。特に「知識」に関しては、そのような解釈が可能なんだと感じ入りました。「条件分岐」が「知識」なのかと、生まれも育ちも違うような子の血が繋がっていたかのような錯覚です。

 

あるとき真っ暗な通路を一人歩いて、通りは一本。次第に明かりが見えた時、駆け足で通りを抜けきろうとする。そこに知識も知恵も必要ない。
だが途中通路が二手に分かれた時、いかなる条件をもとに私はどんな判断を下すのか。
とたんに自分の持てる知識をフル活用して窮地を脱しなくては。ここに条件分岐を的確に判断するための情報が必要になってくる。先にあかりは見えるのか?狭いか広いか?あらゆる情報から決断を迫られる。以上は私が勝手に思いついたこと。。。

 

というふうに思考実験すると、ああ、これはウエブデザインにおけるナビゲーションだ。UIだ。無秩序で真っ暗闇のサイトデザインには「知識」が備わってないんですね。サイトではナビでユーザーをふるいにかけながら的確に導かなくてはいけない。あらゆる時点でデザインによる条件分岐をが行われている。知識あるものが的確にユーザーを導いてゆくんだなと気づかされたのです。日頃そんなことばかり考えていてはデザインできませんけれど。

 

そして、

 

  • 「情報をデザインする」ということは、既に獲得している自分の知識に照らして関連がつくられるということ。

 

加えてジャーナリストの術として<例示~類似~対比~比喩>という流れを使って「相手の推論方法に乗りやすいように情報を加工する」という実務的な作法を語られました。
これはまさに日頃このような方法で「加工」あるいは「デザイン」された情報に、われわれは接していることになります。つまりそこに知識があり、ジャーナリズムが生きているのです。
それを作為的と捉えることは可能ですし、アジテーションに使われることもあると思います。そう言う意味でなおさら「情報はデザインされているということを意識する」のは大変大事なことなのだと思いました。

 

 

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Welcart をワードプレスに組み込むと。 http://pabro.osaru.us/www/blog/2012/04/28/welcart-%e3%82%92%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%81%ab%e7%b5%84%e3%81%bf%e8%be%bc%e3%82%80%e3%81%a8%e3%80%82/ http://pabro.osaru.us/www/blog/2012/04/28/welcart-%e3%82%92%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%81%ab%e7%b5%84%e3%81%bf%e8%be%bc%e3%82%80%e3%81%a8%e3%80%82/#comments Sat, 28 Apr 2012 14:55:32 +0000 http://pabro.osaru.us/www/?p=521 Welcart はWordpress に組み込むことができるショッピングカート・プラグインですが、無料で配布されています。サポートやカスタマイズ・プラグインで利益を出される収益構造のようで、深く追求すれば低予算でカートの導入が可能。自身のサイトにワードプレスを導入し、そこでデモサイトの作成に取り組みました。

 

今まで仕事で携わった有償のレンタル・カートシステムでは、エクスカートカラーミーショップがあります。売上の数%など手数料がかかります。
Welcart ではこのフリーのソースゆえ自前サーバーに置けるという利点やカスタマイズの幅が広いということがあります。逆に知識がないと行き届かない点もあり難易度は低くありませんでした。ただし、サポートサイトやたくさんの導入レポートもあるので参考にはなります。

 

最初に用意されているデモページを見たとき、「こんなデザインじゃなぁ」とがっかりさせられ、どこまでいじれるか不安になりましたが、まずは基本レイアウトを踏襲したままオリジナリティをだせるかを試してみることで「勉強」することにしました。

 

既にインストールされているワードプレスのマルチサイト機能を使って、新規サイトをひとつ作成しwelcart プラグインをインストールしました。カスタマイズのプロセスは楽しまましたが、いくつものハードルがありました。

 

 

今回分かった不具合について先に明記しますと、

 

  • マルチサイト(サブディレクトリ形式)で構築すると、メンバー登録ページ等で動的に書き出される箇所が、上位ディレクトリだったりして表示されない。
  • 共用SSLでの利用に不具合。(サーバーにもよると思いますが事実上使えない)

 

このふたつはサイト設定の根本的な箇所ですので、マルチサイトで導入するときはWelcart を親になる上位ディレクトリに構築するほうがよいです。ブログや企業情報の方を別ディレクトリのマルチサイトとしてサブディレクトリ化するほうが不具合はないと思います。ややこしいですね。

 

またSSLに関しては長期的運用には見過ごすことは出来ないセキュリティの問題です。予算と運用体制との兼ね合いを考慮したうえで、独自SSLでサーバーを設定する方向で考えたほうが無難だと思います。共用SSLの場合の設定方法は何か別な方策があるのかもしれませんし、しばらくは無いのかもしれません。ここは追って調査します。

 

さて、私の既存サイトで今回導入する場合、マルチサイト上での構築は断念して同じディレクトリ内でショップサイトを /store/ としてオープンさせました。 故にテーマデザインはそのまま引き継がれることになります。でもそれではショップの独自性は出せないので、page-store.php を作成してオリジナルデザインを導入しました。

 

 

固定ページ用のpage-store.php はもともとインストールされるWelcart デフォルトの home.php と同等です。それを基本構造を触らないようにしながらCSSでカスタマイズしました。
また、デフォルトで用意されているディレクトリwc_templates 内のphp をそのまま利用して独自のheader-store.php やfooter-store.php を読み込ませるように部分の書き換えを行います。(例 <?php get_header( ‘store’ ); ?>)
このあたり注意深く作り込めばかなりデザイン的な変化をつけられることがわかりました。
そのほかデフォルトでインストールされるテンプレートphp をぬかりなく移植しておく必要があります。ウィジェットやメニューの個別設定は手間ですが大変重要だということもわかりました。独自に表示されるWelcart 用のウィジェットがどこにどう表示されるものなのかの見極めが重要でした。ひとことでかけないチェック&修正のプロセスがありました。これらはカスタマイズの度に繰り返しチェックが必要かもしれません。

 

結果的動作するようになると、無理なく動くカートとして価値は十二分にあります。まだまだカスタマイズの足らない箇所を練り上げてゆきたいと思います。

 

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コワーキングで仕事する? http://pabro.osaru.us/www/blog/2012/04/24/%e3%82%b3%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%a7%e4%bb%95%e4%ba%8b%e3%81%99%e3%82%8b%ef%bc%9f/ http://pabro.osaru.us/www/blog/2012/04/24/%e3%82%b3%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%a7%e4%bb%95%e4%ba%8b%e3%81%99%e3%82%8b%ef%bc%9f/#respond Tue, 24 Apr 2012 02:43:44 +0000 http://pabro.osaru.us/www/?p=336 渋谷のアップルストアの隣にオープンしたらしい、Connecting “The Dots”。見に行ったわけではないけど、おもしろそう。

 

事務所を共有するというのは仲間うちでよくあることだけど、それを完全にオープンにして店子を流動化させ共有させる。しかも立地が渋谷のド真ん中というのはなかなか斬新。共有スペースとしての提案以上に立地のアドバンテージが大きいように感じます。しかも月12000円って安いですね!一日フリーの料金だって1000~2000円。ちょっとしたミーティングに使えるおしゃれ空間という感じです。クリエーターが無線LAN と MacBook Air 一台で仕事できる時代だから可能になったという気がします。ただしスペースが限られているから早い者勝ち。

 

私が独立したての頃、恵比寿のある会社のオフィスを間借りしていました。その時月5万円支払っていました。机と自由に使えるLAN、コピー機等。あと仕事も共有していました。インターネットがすごく便利になって遠方からでも「入稿」できるようになるとデザイナーの「立地の利便性」が希薄になってきました。ウエブデザインですと、どこからでも納品が可能ということもあります。

 

ただしそのとたん「東京」という世界でも稀に見る情報の集約地との距離が、物理的に離れてしまいます。それは私自身が実感しました。デザイナーやクリエーターはやはりたくさんの刺激の中で、情報を共有して、よりよいものをプレゼンテーションしてゆかなければ生き残ってゆけません。そんな中にあって“The Dots”のような営業形態の提案は大変興味深いと思います。

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mobileMeからiCloudへ。ジーニアス・バーで聞いてきました。 http://pabro.osaru.us/www/blog/2012/04/12/mobileme%e3%81%8b%e3%82%89icloud%e3%81%b8%e3%80%82%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%83%8b%e3%82%a2%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%90%e3%83%bc%e3%81%a7%e8%81%9e%e3%81%84%e3%81%a6%e3%81%8d%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/ http://pabro.osaru.us/www/blog/2012/04/12/mobileme%e3%81%8b%e3%82%89icloud%e3%81%b8%e3%80%82%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%83%8b%e3%82%a2%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%90%e3%83%bc%e3%81%a7%e8%81%9e%e3%81%84%e3%81%a6%e3%81%8d%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/#respond Thu, 12 Apr 2012 14:05:16 +0000 http://pabro.osaru.us/www/?p=295 mobileMe  から iCloud へスイッチするのに OSX10.7 Lion が必要というのはアップルの一方的なアナウンスなのですが、近頃しきりに変えろ変えろとメールが来ます。便利なのは良いとしてアプデしなくても最低限メールだけでもなんとか使い続けることができないものなのか、よそのホームページを参考にしたりしてここしばらく考えていました。でも今ひとつよくわからないのです。Lionにしないと同期しなくなるとか、iDisk が使えなくなるとか、この際どうでもいいです。メールが使えなくなるのが困るのです。

 

少し状況は複雑です。Lionにすると使えていたソフトが使えなくなることがある。OSX 上でPPCアプリを起動させていたロゼッタがLionには搭載されず、起動すらできないアプリが出てきます。うちでは経理ソフトでした。経理ソフトはコロコロ変えるものではないためLionが便利だろうとも10.6のままでよいと判断しておりました。

 

そしてmobileMe 終了です。そこでLionにしなくてもiCloud へスイッチして、引き続き@mac.comのメール利用だけでもできればそれでよかったのですが、それが叶わないらしいのです。OS10.6以下はマックのMail.appでは受信できなくなるそうです。。。

 

 

今日、仕事帰りに銀座ジーニアス・バーで聞いてきました。

  • インテルマックであっても Core Duo はLionにアップデートできません。(ガーン!
  • iCloud へ早くスイッチしないと mobileMe 利用は6月半ばで終了。(ヤバイ!
  • Lion にアプデしないで iCloud にスイッチ→ Mail.app で受信不可。(ナニ!
  • ただしメールチェックはSafari で iCloud にアクセスしご利用できます。(ほっ!
  • iCloud を他社アプリでも利用可だがうまくいかないことがあり。(しっかりして!

 

さらに、私は家族用にメールをふたつ購入しています。ファミリーパックというものらしいです。これがあったので延ばし延ばしにしてきた事情もあります。私が勝手にiCloud にスイッチしたら、ほかの二人のメールも即日iCloud化してしまうのではないか?Lionにアップデートしていないのに急に変わってしまうとメールチェックができないのではないか?という不安からでした。ですがこれは杞憂に終わりました。
各自が思い立った時点で各自がそれぞれ iCloud に移行できます、とのことです。ここは一安心。ただし6月半ばまで。

 

また、個人の購入している「iPhone」 の「設定」からiCloud にスイッチすると、固有のメールのスイッチが行われ、ファミリーパックには影響しません。しかしながらその個人がマックmobileMeユーザーで、保有するマックがOSX10.6以下だった場合、Mail.app はiCloudメールを受信できなくなる、ということが起こりうるそうです。iPhone ユーザーでOSX10.6以下の人は順序に注意が必要です。私です。

 

整理すると頑としてLionにアプデしたくない・できない理由が存在する限り、iCloud スイッチ後のメールチェックはSafariベースのブラウザメールだということです。icloud.com/mailへブラウザでアクセスし、ID入力してメールチェックすることになります。
ブラウザ機動が面倒だったり、複数アカウントがあったりすると煩わしいですね。
そのために回避策としての、他社製ブラウザメールやメールアプリも試してみる価値はある、ということです。
iCloud:メールサーバの情報
Outolook での設定方法

 

ところが今回いろいろ検索してみると、Snow Leopard 10.4 でも Mail.app が使えるとというわりと確かな情報このような情報もありますので希望を捨てず設定してみようと思います。情報公開されている方に頭が下がります。

 

でもこんなこと田舎のお母さんに説明できますか?遠くの友人も同じような環境で、パソコンは不得手ですのでどうやって説明していいやら気が重くなります。

 

 

 

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