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一度死んだハードディスクは復旧するのか?

ハードディスクがクラッシュするというのは、本当に突然にやってきます。
以下の文章は「壊れてからでは遅い、気をつけましょう!」で、終わりです、内容的には。

 

もう何度か経験しているので、気づいたときにバックアップ作業をするのはもちろん、マックのほうはTimeMachineで防いでいます。それでも完璧ということは無いもの。ウインドウズのほうがかなりおろそかでした。iMacにWindowsをインストールしているマシンです。作業の中心の機械にしているにもかかわらず。ある時点を境にバックアップが無いことに気づくのはクラッシュした後。すなわち直近のデータが吹っ飛んでいます。
ただし、内部的には作業のすべてを納品と同時にオリジナルソースを分散保存しているので、ダメージは昔ほどではありません。しかし、やはり、さっきまでやっていた作業に手をつけられないというのはなんということだろうか、目の前が真っ暗になる思いです。

 

 

すかさず起動しないマシンに、あの手この手とやりますが、クラッシュしたらあまりそんなことはやらないほうがいいみたいですね。でもすぐにでも復旧させて今日明日の仕事の続きをと考えるほど、あせってOSのディスクを入れたり出したりしてしまいました。
手に負えないとわかると、アップルストアに予約して持ち込んで、というようにいつもの何倍も手際よく事を進め、その日の夕方には渋谷に持ち込んで検査してもらいました。結果はHDが死んでいると。もうこれは即決あきらめて、帰りは内蔵用HDを購入して帰ることに。幸い次の日は休みが取れていたので、HDの入れ替え作業を自分でやりました。ディスプレ一体型のiMacの中は精緻で高密度。宇宙船の中のようです。作業は何とか終え、OSも入れなおし、バックアップから復元させ、直近の状態に戻しました。
しかし失った中に仕事とは関係ないプライベートな家族の写真などもあったりしてすごく悲しいものですね。これはもう取り返しがつかないのか、ハードディスク復旧の情報をネットで調べるといくつもあって、値段もばらばら。3万から30万と幅広い。信頼性もよくわかりません。掲示板などの書き込みで評判を確認しても本当かどうかさえ怪しい。それでも復旧の可能性チェックまで無料なので意を決して地方のある会社へ連絡。すぐに送れというのでプチプチで送付。連絡を待ちました。

 

届いた日にすぐにメールが来て見積もりは約10万。「珍しい機種だから同じものをオークションで落とす。しばし待つか、同業他社に再発注する」ということで、物理的損傷でパーツを替えて読めるか試すのだろうか、よくわかりませんが状況に従うしかありません。ただしいつ落札できるかわからないためただ待つのが嫌だったので、日にちを決めて落札を待ち、だめなら同業他社へとお願いしました。簡単ではないですね。

 

結論は、10日ほどかけて、韓国の業者に頼んでいたようでしたが「修理不能」で帰ってきました。国際運送料のみの請求でした。ふぅ。
デジタルデータはあるか無いかしかなく、「不可能」というならなら不可能なのでしょう。もちろん高い技術力で復旧させることができる会社は数あると思います。それでも乗り越えられない壁も存在するのです。
いつか未来、技術がさらに進歩して、私の家族の写真が戻ってくることはあるのでしょうか?

 

得た教訓は、あります。一度死んだHDは復旧しない。そう考えておくといい。
とにかくデータは自動でも何でもいいけど、まめに分散させて管理しておかなくちゃ。

category: 一喜一憂

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